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「ありがとうございます」
助けられた事に王女は素直にお礼を言った。
「あー、ドレスドロドロのボロボロだな。俺の服でよかったら着な」
王女の身なりを見てクローゼットから男は自分の服を取り出し王女に渡した。
「ありがとうございます」
王女は着替えを受け取りお礼を言う。
「俺はギルドの仕事にいく。
君はゆっくりしててね」
男は壁にかけていた剣と鎧を装備し支度をしている。
「いいんですか」
あまりにも親切な男に王女は驚いている。
「むさくるしいけど自由にしていいから。
あ、出るときはこの鍵で閉めてくれ」
支度のすんだ男は鍵をテーブルに置いた。
「あなたは?」
男の行動に王女は戸惑っている。
「合鍵あるから平気。
じゃあな!」
合鍵を見せながら男は去っていった。
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