☆出会い

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「ありがとうございます」 助けられた事に王女は素直にお礼を言った。 「あー、ドレスドロドロのボロボロだな。俺の服でよかったら着な」 王女の身なりを見てクローゼットから男は自分の服を取り出し王女に渡した。 「ありがとうございます」 王女は着替えを受け取りお礼を言う。 「俺はギルドの仕事にいく。 君はゆっくりしててね」 男は壁にかけていた剣と鎧を装備し支度をしている。 「いいんですか」 あまりにも親切な男に王女は驚いている。 「むさくるしいけど自由にしていいから。 あ、出るときはこの鍵で閉めてくれ」 支度のすんだ男は鍵をテーブルに置いた。 「あなたは?」 男の行動に王女は戸惑っている。 「合鍵あるから平気。 じゃあな!」 合鍵を見せながら男は去っていった。
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