短冊に願いを

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翌週の授業の始まり、1時間目の数学のテストが返される。月陽は担当の七日先生から自信なさげに答案を受け取る。 月陽「…うぅ。」 七日「星乃さん、大変よくがんばりましたね。満点よ!」 月陽「え…!?」 目を疑うほどおどろいた月陽は、テストの点数を見ると100点になっていた。 瑞穂「すごいじゃない!」 初名「がんばって勉強してよかったね!」 瑞穂と初名をはじめ、クラス中ざわついている。一方、心太はこの間の願いごとであれが本当だと思いこむ。 心太「…あの願い本当に叶えたのか。まあ年に1度だからあのあやしいフードの人のことはとりあえず気にしなくていいかな。」 心太はそう思ったが、あの短冊を扱う人が町に来るのはその日だけではなかったことを後に知ることとなる。
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