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- 尚斗目線
俺は付き合って
数週間の彼女にゾッコンだ。
「あっ、主任お疲れ様です!」
「ん、お疲れ」
俺に気づくなり満面の笑みを
浮かべながらそう声をかけてくれる蜜羽。
偶然
給湯室に行く彼女が見えて
あくまでも偶然を装い中へと入っていく。
こうでもしないと
恥ずかしがり屋でどこか真面目な彼女と
仕事中にふたりきりで話す時間が取れないからな。
「あの主任、私で出来ることがあったらいつでも手伝いますから!遠慮なく言ってくださいね?」
いつからだろうか。
藤井蜜羽という
女子社員が気になり出したのは……
小柄で
小動物みたいな彼女が
ウチの部署へと配属されてきた時
正直、可愛いとは思ったが
だからといって恋愛感情云々にはならなかった。
「……そうだな。まずはお前のポカミスが減ってくれるだけでも俺的には助かるんだが」
「……う。す、すみません……」
「クスッ」
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