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「次は唐揚げ食べたいな」
「わかりました、頑張って作りますね」
「期待してる」
私の頭を
ポンポンと撫でながら
会社で普段見せる作られた
笑顔ではなく心からの笑顔を私へと向けてくれた。
……幸せ。
たった
二文字の言葉では
今の私の気持ちは
言い表せないけれど私は
今、この上ないくらいに身体いっぱいで幸せを感じている。
*
「どう?」
「もう少し、手を加えたいんですがいいアイデアが浮かばなくて……」
企画書は
一応できたけれど
自分の出来栄え的にはイマイチ。
けれど
どこがどう
腑に落ちないのか
どこをどう修正したら
良くなるのかわからずに悩んでいた。
「彼氏に聞けば?」
「え?」
「役職を持った彼女の特権でしょ?主任に聞いてみたら、教えてくれるんじゃない?」
.
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