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「悪くはないと思うよ」 「本当ですか?」 「でも、強いて言うならインパクトに欠けるかもしれないね。内容的には面白そうだけどもっと自分が相手に押したいポイントを詳しくしてみたらどうかな?」 自分が相手に 押したいポイント…… 「……じゃあ、ここをこうして」 「うん、なかなかいいんじゃない?」 「あ、でも、待ってください。やっぱりこっちの方がよりわかりやすく伝わるかも!」 「クスッ、そうだね」 山部さんの アドバイスのおかげで 自分の企画書に どこか自信を持てなかった私は ようやく その理由に気づくことができて その瞬間、次から次へと改善点が浮かんできた。 「で、できたー!!」 試行に 試行を重ねて ようやく自分が自信を持って 提出することができる企画書が完成した。 「良かったね、藤井さん」 「山部さんのおかげです!ありがとうございました!私、早速主任に提出してきますね」 .
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