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主任って仕事柄 自分の仕事以外にも 雑務や部下の育成など色々あり いちいち感情を抑えたりするのが面倒になり 気づけば どんな時でも笑顔で 対応できるようになり "仏の篠田"と呼ばれていて そんな俺の 作られた笑顔に気づいたのが蜜羽で そこから彼女を好きになるのにそう時間はかからなかった。 俺は 社内恋愛否定派で どんなに美人に告白されても頑なに 断り続けていたのに気づいた時には彼女に惚れていた。 自分の 固定概念を いとも 簡単に変えてしまうような そんな蜜羽の存在は今までひたすらに 仕事しかしていなかった俺に色々な体験をさせてくれる。 「え、弁当?」 彼女は 可愛らしい柄の布に包まれた お弁当を恥ずかしそうに俺へと差し出した。 「……よかったら、食べてください」 「ありがとう、嬉しいよ。」 そう言えば 彼女の表情はまるで 花が咲いたように一気に笑顔へと変わった。 .
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