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……可愛い。
今すぐにでも
彼女を抱きしめたい衝動を
必死で抑えながら作ってくれた弁当を食べる。
「どう、でしょうか……」
「うまっ!」
「本当ですか?」
「あぁ、うまいよ」
今までの
俺にとって食事は二の次で
口に入って腹に入って
消化されれば何を食べても同じだと思っていた。
けれど
蜜羽と出会って
その概念は一変した。
彼女と食べる食事は
いつもの食べ慣れた社食の味でも美味しいと思えた。
俺のために
作ってくれた弁当は
今まで
食べた料理の中で
一番だと言えるくらいに美味しくて
腹だけではなく不思議と心までもが満たされた。
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