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主任が 言ってくれた言葉が あまりにも 嬉しすぎて余韻に浸っていると 不意に主任はメガネを外して胸ポケットへとしまった。 「あの……」 「ん?」 「なぜ、メガネを外したんですか?」 「キスするのに邪魔だから」 「っ!?」 サラッと 言われた思いがけない言葉に 彼から 離れようとしたけれど ガッチリと腕でホールドされて逃げれない。 「仲直りのキス」 「べ、別に私たちは喧嘩してたわけじゃ」 「俺とキスするの、嫌なのか?」 「ち、ちが」 「じゃあ、もう黙れよ」 主任の顔が ゆっくりと近づいてきて 私の唇と 主任の唇が重なり 角度を変えて何度も何度も 繰り返される激しいキスに足に力が入らなくなる。 そんな 私に気づいた主任は キスを止めることなく私の足と 足の間に自分の足を差し入れ身体を支えてくれた。 .
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