73人が本棚に入れています
本棚に追加
エピローグ
「如月君、今度は今までとは異なるが
大丈夫か?」
如月の上司、高岡警視正が彼に尋ねた。
「はい、大丈夫です。あの二人なら……」
と答える如月。
長い廊下をひとり歩く如月の手元には、
『辞令
警視庁 公安部 横石玲子ならびに山川海
貴女と貴殿に我が国に関係する密輸および
人身売買組織に関する情報の収集を任務とし
諸外国における潜入捜査を命ずる』
と記載された紙が握られていた。
「『Queen』……」
如月は一言そう呟いた。
*完結編 『斜陽』も是非お立ち寄りください。
最初のコメントを投稿しよう!