エピローグ

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エピローグ

 「如月君、今度は今までとは異なるが 大丈夫か?」  如月の上司、高岡警視正が彼に尋ねた。  「はい、大丈夫です。あの二人なら……」  と答える如月。  長い廊下をひとり歩く如月の手元には、    『辞令   警視庁 公安部 横石玲子ならびに山川海  貴女と貴殿に我が国に関係する密輸および 人身売買組織に関する情報の収集を任務とし  諸外国における潜入捜査を命ずる』  と記載された紙が握られていた。  「『Queen』……」  如月は一言そう呟いた。 *完結編 『斜陽』も是非お立ち寄りください。
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