玲子とルミ

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 ベッドサイドに座った玲子、 トートバックの中の包みと 小さなアタッシュケースを取り出し 何重にも厳重に包まれた包みを開けると 中から警察手帳と手錠、一台の連絡用の 携帯電話が出てきた。  そして、次に玲子は膝の上で小さな アタッシュケースを開けた。  中には銃弾数発と弾が込めれた拳銃、 護身用ナイフが収納されていた。  アタッシュケースの中に 警察手帳と手錠をしまい込み、 ダイアルロックをかけ立ち上がった玲子は、 部屋のクローゼットの方へ歩いて行き 扉を開くとアタッシュケースを静かに置き ベッドの方へと振り向いた。  ベッドの上に置かれた一台の携帯電話を 手に取り電源を入れ起動させた玲子は、 ポケットの中に携帯電話を入れると、 部屋の電気を消し部屋から出て行った。  
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