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【第1話】
そこには、クラスの中でも唯一のモデルである、女の子西条汐莉がいた
モデルの仕事で忙しかった汐莉は、とうとう夢に見た彼氏も出来ずに、高校2年の夏休みが始まろうとしていた。
そして、高校2年の二学期が始まったある日、
誰もが予想もしていなかったことが起こった。
担任からとあるお知らせが入ったのである。
そう、なんと転校生がやってきたのであった。
「皆さんおはようございます！席に着いてください。今日は皆さんに紹介したい仲間がいます。どうぞ入って」
なんと、幼なじみの、笹倉成緒が転校してきたのです。
「え...うそっ。でしょ？こんな話聞いてないんだけど」
「皆さん、はじめまして！笹倉成緒と言います。両親の関係でこっちに引っ越してきました。これから、よろしくお願いします！」
すると先生が席に案内します,なんと自分の隣の席が空いていたのです。
「こ、こいつが隣とは…」
汐莉は動揺してしまい表情を隠しきれずにいました。すると成緒が
「西条さんだっけ？久しぶりだね。これからもよろしくね！」と答えた
「よ、よろしく。」
「．．．」
そして、二学期初日が終わった帰宅途中の時
「はぁ。疲れたー なんであいつと同じ学校で、同じクラスなんだよ、有り得ないんだけど！！」
そんな一言を言い放ちながら、ボーッと歩いていると誰かにぶつかってしまった。
「いったたた…ごっ、ごめんなさい！考え事をしてて…つい」
汐莉は申し訳なさそうに顔を見上げると、なんとそこには、憧れていたあの人が！そう。彼こそが学園一の人気者、池末翼人がいた。
「うっ、嘘！！こんな事って…」
そして、ここからいよいよ、汐莉が経験したことのない、波乱万丈の学園恋愛物語が始まるのです！
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