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告白の時 ~沢井~
今日の卒業式が終わったらミハルに告白をする。海に行こうか二人で。
となんでもない風に自然に言おう
何故ならそれはとても自然なことなのだから
もちろんミハルは了承するだろう。
あいつは俺に惚れているのだから
俺を見る目、授業中は俺の顔しかみないじゃないかあいつは可愛いな。
海までは俺の赤いスポーツカー飛ばしてミハルの麦わら帽子が飛ぶぞって笑いながらふたりで海辺で約束するんだ
ずっと離れないよって...
沢井せんせー!写真撮りましょう!
おー!いまいくー!
バスケ部の卒業生が俺をよんでいる。何もトラブルなく3年間過ごせたのはお前達が明るくいい子だったからだ。
俺は教師として幸せだと胸を張っていえる。お前らは最高の生徒だ
◇
ちょっといいか酒井。いや、ミハル。
なんですか?
先生、え…名前よび?なんで?
今度ふたりで…海いかないか?
げっ、なんで?
きしょいよ...
てかいかないしー!ふたり?意味わかんないまじ吐きそうなんだけど。
ねぇーみんなきいてー!いま沢井から海誘われてんだってよあたしー!
やばー!誰か海行ってあげてー笑
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