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……どうか、最期に……
「…………あれ?」
目を覚ました私の視界に映るは地獄――ではなく、ましてや天国でもなく……ここ数ヶ月にて、甚く馴染みとなった白い天井で。……まあ、ある意味天国とも言えそうだけど……でも、どうして――
「――起きたか、ソフィ」
「…………エリス」
そんな朧な思考の中、ふと柔らかな声が届く。……うん、どうしても何もないか。倒れてた私を、エリスが見つけ助けてくれた――それ以外、なんの結論があるのだろう。
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