最後の頁

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最後の頁

キミが強く握る手のその温もりの感覚もなくなり耳元でボクの名前を叫ぶキミの声もなにかずっと遠くから聞こえる雷鳴のようになってしまい聞き取れずそして少しずつ遠ざかる。いつもボクの人生という小説の節目節目折に触れいつも必ずキミというしおりを挟みながら読みすすめてきたような気がしている。 もう最後のページですどうか泣かずにこの本をそっと閉じてくれないかキミの手で
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