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本当に、この作品は児童文学の珠玉の宝石だと、わたしは思っています。
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「月神の統べる森で」
月神シリーズ
たつみや章先生。
小学生、中学生、高校生、大学生。
わたしの生活には、いつもいつもこの先生の作品がありました。
学校の図書館にもあったし、市内の図書館にもあった。
この作品を知ってる人に出会うことが今までないのですが、きっといるはずと信じて✨
やはりこの作品も、わたしを文化人類学、アラスカへ導くきっかけになっています。カムイという存在もこちらで初めて知り、北海道へのアイヌ民族の方への憧憬も産まれました。
何度読んでも感動して、泣いたり、笑顔になれたり、児童文学って子どもの頃もこころを映して、大人になった今も鮮やかにこころを映し出してくれます。
わたしの作品の文体が児童文学よりなのも、こちらの作品が影響してそうです。
読みやすく、丁寧に、世界観は硬めの、矛盾はなく、しっとり優しい心遣い。
やさしい言葉で、難しきことを語り部とする。
目に見えぬものを描き、目に見えるものを透かしたように物語に落とし込む。一気読みしてしまう名作です。子どもの頃に読みたいし、出会って欲しいし、大人になっても何度も読みたいおきにいりの作品ですね。
たつみや章さんは、別名義でBL作品を書かれているそうなので、やはりわたしのBLとの邂逅もこの作家さまの導きなのかもしれませんね✨
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