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再び空の上
からだにぐるぐる纏わせていた雲をぽいっと何処かへやったお月様が、戻ってきたGループ・流れボシーSに声を掛けた。
「皆さん、大分無理なことお願いしまして、ほんますんませんでした。お願いタイムにちゃんとお願い出来る様に、尻尾マックスまで伸ばしてもらって。その上、オマケまでしてもらって...ほんまにありがとうございました」
とお月様がお礼を言う。
「いえいえ、気にしんといて下さい!皆も楽しんで流れてたんで!」
リーダーの答えに仲間が頷く。
「そう言うてもらったら、私も無理なお願いした甲斐ありました。リーダー、そして皆さん、もし私に出来る事があったら遠慮せんと言って下さいね」
「はい。ありがとうございます。もし何かあったら、お月様に遠慮せんとお願いしますね。じゃ、私達はこれで...次の予定がありますので失礼します」
そう言いながら会釈をして、Gループ・流れボシーSは、次の予定地に流れていった。お月様は手を振って見送る。
「はーっ...ほんまGループ・流れボシーSの皆さん、爽やかで、ええ仕事してくれはったわぁ。私、ファンになってしまったわ!あとで、ファンクラブに入らな...と、あかん!浮かれるのは後にして。あとは、あのぼくとおじょうちゃんがどう出てくれるか...上から見守るしかないわぁ...ちょっと心配やけど、大丈夫!いけるでー!グッドラック☆ぼくとおじょうちゃん!」
そして、お月様は二人に向かって月色の粉を握り拳一つ分振りかける。
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