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「、、、と、言う訳よ」
ミナミは、モスバーガーで、波瑠に言った。
波瑠は、今まで聞いた話しに仰天しっぱなしだった。
「ミ、ミナミ、、それで、ホントに金城さんと、偽造結婚するの? そんなの、やっぱり変よ」
そう心配する波瑠に、ミナミは、答えた。
「波瑠、結婚なんてね、やっぱり妥協なのよ。あんたと渋谷課長みたいな純愛の結婚は、めったにないの」
「そ、そうなの?」
「そうよ。あんたたちは、幸せなのよ。まあ、あたしもこの偽造結婚で幸せになるつもりだけど」
こうして、ミナミと金城優馬の結婚は、決まった。
そして、マスコミにも、発表された。
芸能界は、大騒ぎになった。
金城優馬は、今一番の人気俳優だったので、ファンの女性が嘆き悲しんだ。
しかし、ミナミは、知ったことか!
と、思っていた。
みんな、金城優馬の幻想を愛しているのだ。
本当の金城優馬は、ゲイの女嫌いだ。
それを、唯一知っている女は、あたしだけ、、。
そう思うと、なんだか優越感が沸いてきたのだった。
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