うちに来ない?

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 舌が絡み合い、舌の根ごと吸われた瞬間きゅんきゅんとお腹の奥が切なくなる。広げたスカートの間からのぞくショーツにすでにいきり立ったものを押し付けられる。下着越しにぐちゅりと濡れている音がして、美濃羽が指で触ってそれを指摘し笑って見せた。 「もう濡れてる……期待してた?」 「じゃないと誘わない――脱いで。汚れるから」 「……イチカちゃんってオレが脱ぐところ見るの好きでしょ」  それは、否定しない。でなければイケメン芸能人が半裸になったりする必要ないだろう。一定の需要があるから成立する。イチカにとっての美濃羽はそれと同義だ。  綺麗な動作で美濃羽が上半身を脱ぎ、パンツに手を掛ける。ブルンッと飛び出て来たそれを思わず凝視して。昨日は全くそんな余裕はなかったけれど、改めて見てみれば良くあんな大きなものが入ったと感心した。こくりと小さく息を飲み込む。  それと同時に全裸になった美濃羽がイチカの服に手を掛けた。器用に脱がされ同じように全裸にされるとぎゅっと抱きしめて再びキスをしてきた。  密着する肌が気持ちいい。正直イチカからしてみればこれだけでも十分気持ち良かったりするけれどそれだけじゃ足りないと本能が告げる。少しがさついた他人の手が上半身をさする行為が気持ち良くて、逆にそれがうしろめたさを覚えた。  首筋を舐められ、吸われる。両足を開かされ、割れ目に沿うようにぬちぬちと美濃羽の物が這う。 「あっ、あんっ、ん――いれ、ないの?」 「うん? もうちょっと慣らしてからね」 「ひぅっ!」  言い終わったと同時に陰核を指でつままれ扱かれた。強めの刺激にはいまだ慣れずハクハクと口を動かす。乳首を舌でこね回されながら襞の内側をこするように動かれた。 「は、すっごいやらし……ぎゅうぎゅうに吸い付いてくる。でももうちょっと慣らそうか」 「ひっ、うぁ……も……いいからぁ」  心臓がバクバクとうるさい。どろりとした愛液が零れ落ちるのが判る。だって多分もう受け入れる準備なんて出来ているのにどうしてここまでじらすのだろうか。  無意識に動く腰を押さえつけられると切なくて涙がボロボロと零れ落ちて来た。  全身をくまなく舐められ、膣内を指でほぐされ何度もイク寸前で止められる。 「いじわるだぁ……」 「イチカちゃん痛いの嫌でしょ?」
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