うちに来ない?

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「わたっし、いたいなんてきのうもっ――ん、いってな、いっ! ひっ、うあっもういきたいっいきたいのぉ!」 「もう……いいかな?」  薄暗い部屋の中、美濃羽の声がぽつりと響いてから、くるりとうつぶせにさせられる。腰を高くあげさせられた瞬間――ズンッと、貫かれた。 「んんんんっ!?」  バチバチと目の前がはじけて、意識が一瞬飛んだ。声を抑える様に枕に顔をうずめてしまう。 「っ、挿入れられただけでイッちゃった?」 「はぅっ、うぐっ」  ぱちゅぱちゅと水音が響く。尻タブに美濃羽の腰が当たり余計に音が卑猥に響く。 「んんっ、ぁんっ――」  獣みたいな恰好で真昼間からセックスをして脳みそがドロドロに溶けそうだった。背中越しに肩をかまれ、背中を舐められ吸われていく。おっぱいを形が変わるんじゃないかと思うほどに揉みしだかれ、全身性感帯のようになったイチカにはどんな些細な刺激すらも気持ちが良い。 (あぁ……でも多分これ、きっと美濃羽、だからだ)  びくりと、イチカが痙攣をする。膣内でごりごりと擦ってくる美濃羽ものをぎゅうぎゅうと搾り取るように締め付けた。それと同時にスキン越しに熱いものが広がるのが判る。 「はっ、ぁ……イチカちゃん――キス、していい?」 「ん、んぁ」  唾液でべとべとになりながらも舌を絡めてキスをした。ぼんやりとする頭で、ずるりと自分の膣中から抜かれる感覚、ぽっかりと開いたそこに引っかかるように残ったスキンを美濃羽が引っ張った。  ・・・ 「ねぇ、お腹空いた」  情事の後、身綺麗にした後はただベッドの中でただゴロゴロとしていた。ふと思いついたようにつぶやくと、イチカの髪を撫でながら美濃羽がカーテンの向こうを見る。 「もう夕方だもんなぁ……何食べたい?」 「あのね、近所においしいラーメン屋さんがあるの。だからそこに行こう? おごるから!」 「別に良いのに――あ、もしかしてイチカちゃんちに誘ったのってこれが目的?」  なるほど、ちょっとやられたな、なんて顔をしながら美濃羽が問いかければイチカはきょとんとしながらベッドから起き上がる。 「うちに美濃羽の匂い、ほしいなと思ったからなんだけど……駄目なの?」 「は?」 「私、美濃羽の匂い、好きだよ」  そういえば、美濃羽はフリーズしたまま動かなくなる。 「美濃羽? おーい」 「……――イチカちゃん、一緒に暮らそう」
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