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「長い人は、ずっと霊のままってこと?誰かがどうにかできないの?それこそ、神様とか」
「神は人間をよく見てはいるし、時にはひどく執着もする。だが、人間の死んでも強い意志に、気まぐれな神は敵わないからな」
へえ・・・。
「霊にもいくつか種類がある。強い恨みや妬みがあれば、怨霊とかす。生きている人間に悪事を働くものもいるし、目的を失って、彷徨い続けるものもいる」
「じゃ、私は?」
「お前はただの手違い。何か名前をつけるなら、馬鹿だ」
ハヤエに絶対文句言ってやる、コイツ。
こっちのことなんでも知ったように言いやがって・・・いや、本当に知ってるんだった。
「ヒセイはなんで、私のことなんでも知ってるの?」
コイツ、あのことも知ってるのかな。
「ハヤエも実は、私のことなんでもわかってたりする?」
「少なくとも、ここに来た経緯はすぐにわかった。ハヤエがわかるのは、これから起こることの一部分だけだ」
え、じゃあ2人(?)いれば最悪私丸裸ってこと??
怖。
「その力、普段お仕事で使うの?」
「仕事ではほぼ使わない。仕事のためにある力ではないからな」
じゃーなんでそんなおっそろしい力持ってるんだよ!
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