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さーっと階段を降りていくヒセイを、私はモタモタしながら追いかけた。
「ねえ、歩くの(歩いてんの?)速い!」
すると、ヒセイはしっかり聞こえる舌打ちをした。
よし、これもハヤエに報告してやる。
さーっと私のところまで来ると、その無駄を取り戻すかのように、私を引っ張ってさらに速く歩き(スライド?)始めた。
「だから、速いって!」
「お前の能力に合わせていられるほど暇じゃない」
そりゃお仕事だからね!お前みたいなのが暇じゃ困るよ!めちゃくちゃ働いてろ!
そのまま神緻宮の庭・・・魂たちがいる天国まで引っ張られた。
肩からもげそう・・・もげないけど。早くまともに歩けるようにならないと。
ヒセイは1人で近くの池のところまで歩いて行った。
あ、ハヤエもいる。
私もモタモタしながら付いていく。
ハヤエの周りには、ほわほわの魂が何人?かいて、ハヤエと一緒に池を覗き込んでいるみたいだった。
「何してるの?」
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