天の国

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 神緻宮には、たくさんの管理人がいた。   ほわほわの魂は、ここには全然いないみたいだ。  人って毎日死ぬからなあ。魂の管理にはこれくらいいないといけないのか。 「ミセ、こっちよ」  入ってすぐにある、大きな階段を登って・・・いや、引っ張られていく。  なんか、天国への階段みたいな感じだな。もう天国だけど。 「ここにしましょう」   案内されたのは、教室みたいな場所。いや、壁はないから・・・もっとうまく例えると、図書館の一角にある、子供たちが集まって、本を読み聞かせてもらうスペースみたいなところだ。  なんか、わくわくするなー。鍵っ子だった私は、よく児童館とか図書館に入り浸ってる子供だったから。 「じゃ、ヒセイ説明よろしくね」 「え!?」 「は!?」
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