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しかし、あるとき書庫は閉ざされました。
もうそこに行くことは許されないと、あるとき僕は告げられました。
世界の知恵に、もう、会いに行くことはできません。
世界の花や、人々の暮らしの喜びの記録に、僕はもうふれることはできません。その夜、僕は泣きました。もうそこで見ることができないたくさんの世界のかけらのために、僕は夜通し、泣いたのかもしれません。
でも。翌朝僕は、もう泣いてはいませんでした。
なぜなら僕には、まだたくさんのものが残されていたからです。
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