1.『当たり前』の日常

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私の両親と兄のことをここで説明いたします。 父はキリスト教のプロテスタントで一級建築士の資格を活かして仕事をしています。 ボクシング観戦や読書が好きなインテリな人です。 しかし父は熱狂的キリスト教信者なのでそれ以外の宗教を『邪』(よこしま)ととし、 「嘘を教える紛い物の宗教」 と差別視するところがあります。 そして母はいい意味でも悪い意味でもとても人目を気にするタイプです。 子供がどう見られるか、 子供を通して自分が他人からどう見られているのかを異常に気にする人です。 「勉強したの?宿題は?テストはどうだったの?」 いつも何かと子供が優秀でないと気が済まず 常に過干渉で私も兄も気が休まらなかったのを覚えています。
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