1.『当たり前』の日常

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私の両親は私が産まれるよりもずっと前から喧嘩が絶えずよく言い争ってました。 母は父の実家のことや自分の個人的ストレスを喧嘩の種にして 「なんでこんなに私は不幸なの?!」 「こんなに不幸なのは誰かがこの家を呪っているからでしょう?!!」 と言い、 挙げ句は 「不知火がいつも部屋のドアを閉めているのは私を呪う儀式をする為だわ!」 とありもしないことを捲し立てて騒ぐようになりました。 またそれを否定すれヒートアップするのは分かっているだけに 家族全員それを黙認することが多く母はよく私の部屋を覗いて私を監視していました。
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