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1.シャルロッテSide※
どうしてこんな事になっているのだろうか――――
国王陛下の生誕祭に来ていたはずなのに
兄の親友とこんな事になるなんて、想像もしていなかった。
室内には互いの肌と肌がぶつかり合う音、甘い嬌声、淫らな水音が響き渡る。
大きなガラス窓には自分の蕩けきった顔が映し出され、口からはだらしなく涎を垂れ流し、彼から与えられる快楽に溺れ切っている自分がいた。
甘い吐息と彼の囁きで脳内はすでに思考を停止してしまっている。
そんな私に対しておかまいなしに彼からの底なしの愛が刻まれていく。
「もう、私から離れるなんて、言わない?」
「は、あ、あうっ……いわな、い……あっあっ」
「絶対だよ……離れるなんて、許さないっ」
彼に腰を摑まれながら激しく打ち付けられ、責め立てられて、もはや懇願するしかなかった。
「あ、あ、ああっフレド、さまぁ……なんか、キちゃうっ…………おかしく、なる、からっ……もう、ゆるして、あああっ!」
「シャーリー……シャーリー…………私の可愛い人、愛してるっ…………全部受け止めて…………~~~っ」
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