12.※

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 私のプロポーズに照れた顔をしながら目を泳がせて「…………私だって、好きでもない男性にベタベタ触らせたりしませんよ」と言ってくれる彼女の顔をまじまじと見た。  本当に?それは私が好きだから触らせてくれていたという事?    「それじゃあ………………」  距離が近くても全く気にしていない様子だったから、兄のようにしか思われていないのだと思っていたのに……自分の都合の良い夢なのではと思い、恐る恐る聞き返してしまう。    「よろしくお願いいたします」  シャルルが頭を下げてプロポーズを了承してくれたのを見て、私の中で何かが弾けた。  もう躊躇する必要はない、彼女の全てを私のものにしていいのだという心の声が聞こえてきて、彼女の存在を確かめるように激しいキスの雨をふらせた。  シャルル、やっと君を私のものに――――もう誰にも触れさせはしない。  遠征にだって行かせるものか。  自分の気持ちをぶつけるかのようにキスをしていると、私の下半身はどんどん張りつめていき、すっかり硬くなって主張してしまっていた。
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