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すると蜜口からは今までとは違う液体が飛び散っていく――――潮まで吹いて……また1つ彼女の初めてを見られたようだ。
とても興奮して感じてくれている証だと思い、むしろ愛おしさが増したくらいだったのに、潮吹きを知らないシャーリーは、粗相してしまったのではないかと動揺し始め、泣きそうな顔をしてしまう。
普段は勝気な彼女のそんな姿が私の庇護欲を掻き立てた。
安心させるかのように教えてあげると、気が抜けたのか一気に意識を手放してしまったのだった。
さすがに無理をさせてしまったようだ――――途端に罪悪感が襲ってきて冷静さを取り戻してきたところで、彼女の体を綺麗にしたり服装を整えたりしてあげた。
ドレスの着付けなどした事もない私が、せっせと愛する女性のドレスを整えているとは……
初めて見たシャーリーの寝顔は、普段の彼女からは想像もつかないくらいとても幼く見えて、こんな無防備に眠っている姿を他の男には絶対見せたくはないし、遠征に行こうものなら野営の時などに運良く見てしまう男がいるかもしれないと思うと、これからも絶対に阻止しなくてはと固く決意した。
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