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今日の行為で彼女が私との子供を孕んでくれればいいのに……
本当は彼女の初めてをもらい受けるのは初夜まで取っておこうと思っていたけど、状況が状況なだけに早めに自分のものにしてしまいたかった。
性急すぎたかな――――――
大いに反省しながらソファに寝かせた彼女の頬をなで、静かに口づけをする。
甘い。さっき欲したばかりなのにもう欲しいなんて。
ついばむように何度も口づけをしてみた。
するとほんの少し吐息がもれていく。
「ごめんね、愛してる。絶対に逃がさないから覚悟しておいて」
可哀想に、私のような男に執着されてしまったが為に自由に生きる事が出来なくなってしまったなんて。
でもどう頑張っても手放してあげられないから、今の内に謝っておこう。
片時も離れがたくて馬車の中でもずっとシャーリーを抱きかかえて帰路に着いた……離れがたいのに彼女にすぐに反応してしまう下半身をどうにかしないとな。
窓の外の星空を眺めながら対処法を考えていたのだった。
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