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題名『プラットホーム』
『プラットホーム』
新幹線の上りのプラットホーム
荷物は日付指定で送ったらしい
遅めの桜が駅のベンチまで舞い落ちる
君も薄めのピンク色の洋服で
女友達とはしゃいでた
発車のベルと音楽が鳴り
イカつい鼻の天狗のようなヤツがくる
お腹をすかした餓鬼のように
乗客たちを食べ尽くす
ガラスの窓越しに
泣きながら必死に手を振る君がいる
恋じゃなく
友達を選んだ未来の切符
一瞬、目と目が合ったら動き出す
がんばれ!じゃなく呟いたのは
「幸せに」
永遠の別れと知っているから
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