猫って???

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猫って???

スマホを持ち始めた二人は、時間がある日は互いに連絡を取るようになり、拓海は遼河の部屋で過ごすことが増えていた。 その日も、遼河の部屋に遊びに着ていた拓海は、お気に入りの一冊を片手を遼河に突きつけて聞いていた。 「なー、遼河!! 男同士でもセックスって、出来るらしいぞ!!」 「はぁ!? 急に、何!?」 「いやー、オレの好きだった漫画家さんがさー、BLっての? 書いててさ・・・。」 「へ、へぇ・・。」 「なぁ、やっぱ漫画みたいに気持ちいのかな?」 「・・・・・・さ、さぁ・・・。経験無いし、知らないよ。」 「えー、なんだ。遼河も経験ないのかぁ~。じゃー、経験してみないと解んねーよな。」 「えっ?」 その日を堺に、遼河のセックスの相手の性別は関係が無くなっていった。 「あ、拓海。 この前、言ってた男同士ってやつ。あんま、かわんねーわ。」 「・・・ん? 男同士のって? オレ、なんか言ったっけ?」 「・・・はぁ? ハマったBLがどうのって言ってただろ。」 「あー!! え、何!?遼河ってば、男ともヤッたの!?」 「・・・。別に、いれる処が違うだけだろ。」 「・・・あー、なるほど。遼河がタチって事か・・・。」 「・・・タチ? なんだそれ?」 「え?ああ、男同志で入れる方がタチで入れられる方がネコっていうらしいよ。」 「へぇ・・・。ってか、普通みんな入れる方なんじゃねーの?」 「あー、だよねぇ。」 「?ちげーの?」 遼河の部屋に二人っきりなのだが、拓海は思わずキョロキョロと周りを伺うと、こっそりと耳打ちした。 入れられる方のが興味ある。 そう、拓海が言った様に聞こえた。 「・・・え?」 「んだよ!悪いかよ!? ぜってー、他人に言うなよ!?」 「あ・・・あぁ。」 耳まで赤くして、顔を仰ぐ拓海の姿に、また胸の奥がギュッと締め付けられる気がした。 そして、年上のおねぇさんにペニスの形をしたパンツを履かれて、襲われかけて自覚をした。 自分も、拓海に同じ様に入れたい、けれど無理に襲って怖がらせたくないと思う気持ちもあった。 だから、拓海がそういった事に興味を持たない様に、セックスのネガティブな要素を吹き込んだ。 筈なのに・・・・。 なんだ、これ。 玄関に拓海の靴を確認し、リビングを突っ切って自分の部屋へと一直線に向かうと、独特の青臭い匂いが薄っすらと漂う。 ベットの上で、半裸の状態で丸まって寝ていた拓海の下半身は、テラテラと何かが乾いた跡が間接照明に照らされていた。 「・・・んむぅ・・・。」 ゴロリと寝返りを打った拍子に、遼河の方へ拓海のお尻が向けられる。 白く丸いお尻に引き寄せられる。 その丸みに思わず手をのばした。その先で目にした光景に、遼河は思わず息を詰めてしまった。 「っ!!」 「・・・ん・・・・・」 「た、拓海!!!!! なんだこれ!!!」 「ん・・・えっ・・・???」 白く丸い双丘を割開いて、遼河は弄りすぎて桃色に未だ染まっている拓海の穴をガン見して叫んでいた。 「な、なんでこんな色になってんだよ!!!」 「・・・ちょ・・、えっ??? 何処見て・・・!?」 上体を起こすと、そこには尻を開き見る幼馴染。 「つか!拓海、これ、どう見ても事後だろ!!!」 「へ・・・え・・・???」 「誰だ!?どんな奴だよ!!クソがっ」 「えっ・・・ちがっ・・・ひゃっつ!?」 まだ熱っぽい穴の中に、ぬるりとした感触が入り込む。 思わず、拓海は腰を引いて逃れようとするががっちりと掴まれた尻肉に遼河の指先が食い込む。 「あっ・・・あ・・・。」 ぬぷぬぷと舌先を出し入れされ、遼河の鼻先が尾骶骨に当たる。 じゅるる、じゅぶじゅぶッと卑猥な音を立ててぐちょぐちょに濡らされたアナルに、グイッと硬いモノが宛がわれる。 「っ!? 遼河!!!? えっ・・・ま、まって!?」 「あ”?! 待たねぇよ!」 ずぶっん!!!!!! 「ひゃぁぁぁあ!!!!?!!!」 一気に全部を迎え入れた衝撃で、拓海のペニスから薄い精が吐き出される。 「はぁ?! んだよ!トコロテンとか!! お前、慣れすぎてんだろ!!!!」 「えっ・・あっぁ・・・ちが・・・あっ!!」 ぐちょぐちょと奥の方に残っていたローションと先走った遼河の汁が卑猥な音を立てる。 その音を響かせる様に、遼河の腰がグラインドしていく。 「あー、マジ。我慢して損した。処女じゃねーなら、中出してもイイよな?」 「ん・・・えっ・・ま、まって・・・あん!!!」 いつの間にか、上半身の服を脱いでいた遼河が、後から覆いかぶさるように拓海をベットへ押さえつけた。 「ちょ・・・あっ・・・なか・・・ダメ!!あっ!!!!!!!!」 「っく!!んなに、締め付けといて・・・出すぞ!!」 パンパンと激しく突き上げられ、深く一突きされた衝動の後に仄かに温かいモノを感じた。 「っと、これで終わりじゃねーから。」 「・・えっ。」 繋がったままの状態で、拓海の身体を反転させると遼河の端正な顔が見たことも無い表情をして拓海の唇を塞いだ。 苺を奪い取るよりも激しく、深く遼河の舌は拓海の咥内に入り、拓海の舌に絡みつく。 遼河の唾液は、拓海へと注がれ、否が応にも拓海の喉が動く。 「ん・・・う、ん。りょう・・が・・・ま・・・って・・・」 角度を変えては、絡まる舌に息が上がる。 ずっぷりと奥まで嵌った遼河のペニスも、いつの間にか硬度が戻りゆるゆると下から突き上げ始めていた。いつの間にか、抱き抱えられる様になっていた体位に、拓海は遼河の首に縋りつく。遼河の指先は器用に拓海の乳首を弄り、もう片方は拓海の尻を支えながら揺らしていった。 拓海のペニスも、遼河の腹に擦れトプトプと透明な蜜をこぼしていた。 「あっ・・・遼河・・ま、また、イッ・・・イッちゃ!!イっちゃう!!!!」 「拓海!!ああ、俺も出すぞ!!」 「あああああっ!!!!」 長い吐精の衝撃に、拓海はぐったりと遼河に凭れ掛かる。 ぐちゅん 汁気を含みながら抜き出した遼河のペニスは、まだ十分な硬度を保っていた。 ぐったりとしている拓海のシャツを脱がせると、ベットへ倒す。 仰向けの状態で、遼河の目前に晒された拓海の乳首は片方は遼河に弄られた所為で赤くぷっくりと充血し、片方は慎ましい状態だった。 「片方だけじゃ、可哀想だな。」 「・・・ふっ・・・・ん・・・。」 連続して高められた拓海の思考は、すでに十分な働きはせず与えられる刺激に、ただ喘ぐだけだった。遼河の指と舌が、ぷるぷるんに拓海の両乳首を赤く育てる。M字に開かれた脚の間に入り込んだ遼河のペニスは、拓海のふにゃふにゃに蕩けきったペニスを刺激していた。 「んだよ、ふにゃふにゃじゃねーかよ。ったく、俺が満足するまで付き合えよな!」 「・・・あっ!!」 正常位で一気に深く突くと、拓海の身体が跳ねあがる。 「おっと・・。オラっ!意識飛ばしてもいいけど、好きにするからな!!!」 「ん・・・う・・・ん。りょーが、りょーが・・・ぁああ!!」 朦朧とし始めた意識の中で、拓海は遼河へと手をのばす。 その手を遼河の大きな手がしっかりと握りしめ、遼河の唇が拓海の唇を何度も啄む。 激しい腰の動きに比例する様に、口づけは甘く落された。
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