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サビのところだけは、歌詞も教えて貰いハモってもみる。
それを終えると、間に違う曲も挟んだりして、再度その彼女オリジナル曲を演奏しててみる。
すると、二人の息がピッタリ過ぎて心地よい。
ギターから解放された女の子の歌唱力も更にレベルアップしている。
そんな状況を二人で楽しそうにしていると、俺たちの元には更に数人の通行人が集まり始める。
調子に乗った俺が、更に女の子と違う曲に挑戦していると、そこに機材を持った一人の若い男性が寄って来た。
彼はボイスパーカッションをやってるらしく、いきなり俺たちの演奏に勝手に合わせ始めたのである。
俺としては彼の参加は大歓迎。路上と言うステージが一段と華やかになるのを感じ、俺は更に楽しくなってい行くのを感じていた。
それは女の子も同じだったようで、凄く嬉しそうなのが容易に見て取れた。
更にその直後、合唱をやっていると言う女性が3人が俺たちとに加わって歌い始めた。オリジナル曲にはアドリブでコーラスに徹してくれる。
どうやら俺たち三人が輪になって楽しんでいるのを見て、参加するタイプの路上ライブと思ったようである。
続いてそこに
「楽しそうですね、俺も参加していいですか」
そう言って、路上ライブガチ勢らしい一人の男性がギターを持ってやって来た。
彼は相当路上ライブをやってるのだろう。歌もギターも、その見せ方も半端なく上手い。
これで総勢7人のライブが始まると彼には常連客も居るようで、いつの間にか俺たちの周りは数十人の人だかりとなっていた。
集まった人たちも一緒に口ずさんでくれ、それは俺も女の子にとっても凄く楽しい時間となっていた。
ただ、そんな時間も長くは続かない。間もなく歩道の通行の邪魔になってる言う事で警察の注意を受けてしまい、敢え無く解散となってしまったのである…
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