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そんな私の気持ちを解ってくれたのか、統理さんも私の体を強く抱きしめながら耳元で「とりあえず曲を聴いてくれないか」と囁いた。
そして続けて「今度は梨々香の番だ。君がこの曲にどんな歌詞をつけてくれるのか。それによって君の俺への愛情度が解るというものだからね」なんて少しだけ意地悪くいった統理さんが可愛くて、私は何度も頷きながら「任せてください、そればかりはめちゃくちゃ自信があります!」なんていってしまえたのだった──。
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