Episode.6 幸せな企み

12/12
前へ
/62ページ
次へ
そんな私の気持ちを解ってくれたのか、統理さんも私の体を強く抱きしめながら耳元で「とりあえず曲を聴いてくれないか」と囁いた。 そして続けて「今度は梨々香の番だ。君がこの曲にどんな歌詞をつけてくれるのか。それによって君の俺への愛情度が解るというものだからね」なんて少しだけ意地悪くいった統理さんが可愛くて、私は何度も頷きながら「任せてください、そればかりはめちゃくちゃ自信があります!」なんていってしまえたのだった──。
/62ページ

最初のコメントを投稿しよう!

210人が本棚に入れています
本棚に追加