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「、、あっち」
しばらく歩いていると不意に少女が指を指す。
「わかった、何かいるのか?」
「、、邪悪な気配、そんなに強くは無いと思う」
「そっか、じゃあ左の方から迂回しよう。」
男は少女の指示に従い、眼の前の見晴らしの良い地形を避けて左の岩で少し入り組んだ地形へと進路を変える。
「モンスターに会わないのはありがたいが、さすがにこっちは岩が多くて歩きづらいな」
入り組んだ地形、男の背丈より遥かに高い岩に囲まれた迷路のような地形。
しかし、男は少女の指差しの指示に従い迷うことなく進み続ける。
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