一線を越える夜

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「大人しいな。どうした?」 俺に試すような視線を向けながら、宝条は言った。 「唇噛んだ方がよかったか?」 「それくらい威勢がいい子を抱くのも嫌いじゃない。」 宝条の言葉で我に返った俺は、彼を押しのけた。 「威勢のいい子になってやろうか?」 「できるもんなら。」 宝条は俺を容赦なく挑発してくる。 俺は宝条の上に跨り、彼のシャツのボタンをひとつずつ外した。 露になった胸元を、俺はそっと撫でた。 「男とするの慣れてるのか?」 「人並みには。」 「俺以外にもこういうことしたんだ。」 「だったら?」 「そいつらには喰われたのか?」 「聞いてどうする。」 俺は宝条の口を塞ぐように、唇にキスをした。 「宝条もう黙れ。」 そして、俺は宝条の下着を下ろすと、彼のモノを口に含んだ。 「ん、やば…」 宝条が吐息を漏らした。 俺の舌で感じている彼を見るのは快感だ。 すると宝条はベットから起き上がり、俺の頭を押さえつけた。 「ゴホッ…んんっ」 「奥まで欲しいだろ?」 宝条は俺を見下ろした。 俺は必死で彼のモノを舐め回した。 こんな屈辱的な行為は嫌なはずなのに、宝条の色っぽい表情を見ると全てがどうでもよくなってしまう。 「あ、やばっ…でる」 「んんんっ//」 宝条は寸前のところで、俺の口の中からモノを抜いた。 しかし、彼の欲望は俺の顔にべったりとかかった。 「シャワー浴びてくるか?」 「あとでいいよ。どうせまた汚れる。」 俺は顔を手で拭うと、宝条の上に跨った。 そして、ゆっくりと腰を沈めた。 「んぁぁっ//うっ///」 長年、待ち焦がれてきたモノを受け入れた俺の身体は、かつてない程、敏感に反応した。 俺は夢中で腰を振った。 ふと見ると、宝条が吐息を漏らしながら、俺を求めていた。 その姿を目に焼き付けながら、俺は絶頂を迎えた。
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