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「結果オーライって事ね」
「1週間に1度、水と日用品に調味料なんかも持って行ってるしな」
「玲にしろ、あんたにしろ、ある意味お人好しなのよ」
「憎しみからは何も生まれねぇんだ」
「アタシはね、あんた達家族が幸せなら良いのよ。
だから、玲が心配する様な事はしないでよ」
みーは、いつだって蝶の事を想いやる頼れるお姉さん。
本来は、男だが本人が認めねぇから、そこには触れねぇが頼れる兄貴でもあるんだろう。
「ほら、そろそろ帰らないと玲が心配するわよ」
みーの言葉に『あぁ』と答え、みーの隠れ屋を後にした俺は、街を単独で見回りする為に、バイクを走らせる。
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