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「俺は、莉子の両親を悪いとは思わない。正論だからな」
「んで、その頬は?」
「健太の事を隠していた代償だ。
行く場所もないから、此処に居ても良いか?」
断る理由なんて俺の中にはないから強く頷いた。
パソコンの技術は、父さんの方が上だ。
なら、父さんに教えてもらうのも有りだろう。
どんな理由で俺の所に来たのか分からない。
それでも、父さんを嫌いになれない俺が居るのは確か。
「なら、パソコンの技術を俺に教えてくれ」
父さんにそう言うと強く頷いた。
話す事がないからと連絡しなかったのは、俺だ。
それでも、これからは違う。
煌蓮の中村大和の技術を学び、俺独自のやり方を見つける。
俺だけの為ではなく、煌牙との未来の為に……
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