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その日、学校から烏の巣に戻った俺を待っていたのは、烏。 『着いて来い』と言われ、烏の後を追う。 連れて来られたのは、俺専用の出入り口。 『開けろ』と言われ、暗証番号を入力してからドアを開けた。 そう言えば現在3階建てのビルを建設中だった。 「ビルが完成したら、塀の位置を替える。 その後、てめぇの配下の奴等を歓迎してやる」 烏はそう言った後、踵を返し自宅があるビルへと歩いて行く。 その後ろ姿は、いつだって大きく感じる。
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