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1階に下りた俺はリビングへと入った。
中に居るのは拓海だけ。
涼が居ねぇのは警備の為だと分かるが、大和が居ねぇ事に違和感。
「拓海、大和は?」
「休暇だ」
煌蓮に休暇なんてねぇのは、分かっている。
だが、敢えてそれには触れず『出かける』と告げ、リビングを出た俺。
バイクが停めてある地下1階にある駐車場へと向かいながら思う。
仮に大和が貴島組に行ったなら、拓海はそう言うだろう。
休暇だと言ったのには、間違いなく何かあるはずだ。
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