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「なんで、健太の母親と付き合っていたのを、烏に隠してたんだ? キチンと話したら、別れる事はさせなかったはずだぞ」 俺の言葉に『確かにな』と答えた大和の先の言葉を聞くつもりで待った。 「18の俺は、煌弥みたいに2つの事を同時進行出来なかった。 既に煌蓮は出来ていたし、言葉数の少ない煌弥の思う事を理解し、煌蓮を動かすのに、必死だった。 そんな俺が莉子を幸せに出来る訳がないと勝手に思い込んでいた。 だけど、どれだけ、後悔しても、莉子はもう戻ってこないのに……」
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