(4)

25/29
前へ
/240ページ
次へ
まさか、健太と煌牙が出会っていたとは予想外。 それに、煌牙の補佐をすると言った健太の瞳の奥に、強い決意を感じた。 全て分かっていた煌弥が、健太を鍛えろと指示したんだとやっと分かった。 「しっかし、そうやって並んでいると、そっくりだな」 俺と健太の向かいに座る煌牙が言った言葉に『親子だから当たり前だ』と答えた健太は、中村の名字にすると言う。 もう20になっている健太の意志を大切にしたいと思う俺は、やはり筋だけは通す必要があると強く思った。
/240ページ

最初のコメントを投稿しよう!

137人が本棚に入れています
本棚に追加