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父さんと一緒に家庭裁判所に行き、笹木から中村になった俺。 塀の事で業者に連絡をした時思ったのは、煌蓮の中村だと言うだけで業者がすぐに動くと言う事だ。 煌牙が居ない時間でも、父さんの携帯に次々と連絡が入り、指示する父さんを改めて、凄いと思った。 母さんと別れてから、必死に煌牙の父親の補佐をしてきたんだろう。 俺が想像する以上に。 「健太、引き返すなら今しかないぞ」 「いや、俺は煌牙と共に煌蓮の未来が見たい。父さんが見た様にな」
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