137人が本棚に入れています
本棚に追加
5階でエレベーターが止まり開いたドア。
床も壁もベージュなのが、煌牙には似合わないなんて思うのは、素直な気持ち。
そんな中でも奥に見えるドアは、黒。
噂を信じていないからこそ、未知の世界に入り込んだ感覚になる。
廊下を歩き黒いドアの前で、コンコンとノックした父さん。
「大和です。只今戻りました」
俺にではなく、黒いドアの向こうに居る人に言ったのが分かり、父さんの後ろで待機する。
少ししてドアを開け『入れ』と言ったのは、煌牙だった。
最初のコメントを投稿しよう!