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黒の烏の事は、街の奴等が噂しているから聞いたが、その家族の事まで噂をされる事はなかった。
『ご飯食べた?』と聞いてきた煌牙の母親に『まだ』と答えた俺。
「煌牙、ダイニングキッチンに」
煌牙の母親の言葉を聞いた煌牙が案内してくれたのは、隣にあるダイニングキッチン。
「俺、忍星。んで煌希に大牙と羽生に杏珠だ」
そう言った忍星は、紙に丁寧に漢字を書いて見せてくれた。
独りっ子に育った俺は、どう扱って良いか戸惑う。
部屋を移動しただけで賑やかに騒ぐ煌牙の弟達。
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