(5)

18/23

137人が本棚に入れています
本棚に追加
/240ページ
「ねぇ」 俺の服の裾を引っ張り、そう言ったのは、煌牙の妹。 だから、しゃがみ込んだのは、無意識。 「ずっといるの?」 「そうみたいだ」 「本」 思わず煌牙の方を見た俺。 「羽生、後で読んでやる」 煌牙の言葉を聞いて『わかった』と言うと手を離した煌牙の妹。 『健太、座れよ』と言った煌牙が椅子を引いてくれたから、足を進め、その場所に座った俺。 「てめぇ等は、部屋に行ってろ」 煌牙の言葉を聞いて、逃げる様にダイニングキッチンから出て行った弟3人。 妹の羽生は俺の隣の椅子に座り知恵の輪をしている。 そしてじーと俺を見ているのは、妹の杏珠。
/240ページ

最初のコメントを投稿しよう!

137人が本棚に入れています
本棚に追加