137人が本棚に入れています
本棚に追加
/240ページ
「てめぇがアイスぼうか?」
煌牙の父親に似ている杏珠の言葉を聞いて『アイス棒じゃねぇ』と答えたのは、煌牙。
「ちっ!なんだ、くえねぇのかよ」
どうやら口が悪いみたいだ。
「んで、てめぇのなは?」
「健太」
「ひねりがねぇな」
興味をなくしたのか、ダイニングキッチンを出て行った。
「杏珠は烏の言葉使いを真似るんだ」
「直す様に言わないのか?」
「無理に直す必要もねぇだろう。
杏珠の良さが消えてしまうからな」
煌牙の家族の事だから、それ以上口出しはしなかった。
最初のコメントを投稿しよう!