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俺の中での烏は、プライドの塊で形成されている父親だ。 羽生と杏珠の件の時も、自分が弱っているのを家族にさえ見せなかったから、蝶が誤解をしていた部分もあった。 何処までも、プライドが高く俺様であり、絶対的支配者の烏が、健太に頭を下げた。 それは北極と南極の地に同時に降り立った様な感覚。 天と地が逆転した様な感じだが、烏と大和の男同士の絆を見た様に思う。 大和と涼が居たからこそ、烏は煌蓮を創ったんだ。 何よりも堅い絆があるからこそ解散する事なく、今も存在している組織団体。
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