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「煌牙、ビルが完成したら塀の場所を変える。
それからだ。
配下の奴等を敷地に入れるのは」
烏は、そう言った後に、僅かに口角を上げた。
「来年から、煌蓮をてめぇが動かせ。
それまでに、全てを自分のモンにしろ」
「あぁ、分かった」
「全力でサポートしてやる」
大和がサポートすると思っていただけに、返事が一瞬遅れた。
「俺の全てをてめぇに教えてやるから覚悟しろ」
いつだって、俺の事を考えてくれる烏は、やっぱ最高の父親だ。
初めて出会ったあの日から。
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