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「烏、犬に送ってもらって良いだろ?」 ダイニングキッチンから、隣の部屋に行こうとしている煌牙の父親にそう問い掛けた忍星。 『犬になら構わねぇ』と答えダイニングキッチンから出て行った。 唖然とするのは俺だけで『犬、お願いね』と言って微笑んだ煌牙の母親に、無意識に頷いていた俺が居た。 不思議だが、犬と呼ばれる事が嫌じゃない。 実家では飼う事が出来なかったが、飼いたいと思った時もあった。 『健太、俺はバイクで行くから三匹の龍と猫とウサギを頼む』と言った煌牙と一緒にダイニングキッチンを出た。
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