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「犬、来い」
父さんと一緒に地下2階に行った時、声をかけてきたのは、煌牙の父親。
頷いてから、足を進め傍に行く。
「コイツは、中村健太。
別名、犬。
大和の息子だ。
大和と違いナメてっと噛まれんぞ」
煌牙の父親は、メンツ達にそう言うと、俺の肩を軽く叩き、背を向け歩いて行く。
その後ろ姿にさえ隙はない。
「煌弥が言った通り、俺の息子だ。
だが、あくまでも、黒の豹である煌牙の補佐だから行動は別になる。
住む場所も、今は5階だが、新しい敷地にビルが完成したら、そっちに移動になる」
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